幼稚園で働く先輩のおはなし
幼稚園で先生として活躍している先輩が、
就職を控えている卒業年次の学生に向けてお話をしてくださる機会がありました。
(中庭で校長先生を囲んでパチリ)
岡庭芳恵先生(平成26年度卒)
ご自身が担任をされている3歳児クラスのこどもたちが大好きなアンパンマンの手あそびで場をなごませてくださいました。
(岡庭先生のおはなし)
300人以上の園児がいる大きな幼稚園で勤務しています。
実は、はじめての幼稚園実習の実習園でした。
実習の時は、毎日がいっぱいいっぱいで、気持ち、体力的にも厳しく、涙が出ることもありました。大変そうだなあ、、と思ったりもしました。
でも、この幼稚園の第一印象はのびのびと明るい印象で、こどもだったら通いたい!と感じました。
そして、職員室には、こどもたちが大好きで、こどもたちのことを楽しそうにうれしそうにお話している先生方がたくさん。先生みたいになりたい!と思える先生方が多かったのです。
自分がこどもだったら通いたい、あのような先生になりたい!と思える先輩がたくさんいる。このふたつが決め手となり、就職先を決定しました。
就職して一年目。担任を持たせていただきましたが、悩み多き一年でした。
でも、責任やプレッシャーを力にかえ、周りの先輩方に聞きながら、なんとか乗り越えました。
2年目からは毎日がとても楽しく充実したものになりました。
自分のクラスを持てることが本当に幸せです。
かわいいこの子たちのためにがんばろう!
行事が終わる度に達成感を感じ、やりがいを感じます。
この仕事に出会えてよかったと心から思っています。
幼児教育の大切さを実感する日々です。
こどもたちの成長を感じる体験はかけがえのない宝物です。
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岡庭先生、ありがとうございました。
岡庭先生の学生時代のインタビューはこちら➡ 学校行事の達成感!
飯野万希先生(平成25年度卒)
手あそび「かみなりどんがやってきた」で楽しい空気を作ってくださいました。
(飯野先生のおはなし)
入学した時から幼稚園の先生になりたいと思っていました。
そんな私でも、就職前には保育園と幼稚園と迷うこともありました。
しかし、こどもとコミュニケーションをとっていきたいという思いが強く、幼稚園を選択、一年目から年少さんの担任をさせていただきました。
学生時代は、ピアノが苦手。全くの初心者でした。
絵も大の苦手。絵しりとりをする際など、下手すぎておもしろい!と言われるほどでした。
ピアノと絵がずっとコンプレックスでした。
就職して1年目、毎日ゆっくりとこどもたちと信頼関係を築いていく中で、2学期の終わりのころにとてもうれしい出来事がありました。
ある男の子が「先生ってピアノ上手だね!いっぱい弾いてくれてすごいね」と言ってくれたのです。がんばって練習してきてよかったと、涙がでるほどうれしかったです。
またある日、クレパスで絵を描いていたら、ある女の子が「先生、絵じょうずー!!」と言ってくれました。
自分が「苦手」と思っていることなんて、こどもたちは気にしていない。
自分がしっかり一生懸命やっていればこどもたちも見ていてくれる。
私もこどもたちを信じていいんだ。
みんなならできるよ、がんばれるよ、と心からエールを送ることができるようになりました。
私から、ピアノや絵が苦手だと気にしている学生さんにアドバイスを送りたいと思います。
みなさん、手あそびをたくさん覚えてください。
手あそびは誰でもできます。
先生が楽しくやっていればこどもたちも喜んでくれます。
学生時代にぜひ、手あそびをいっぱい覚えてひきだしを作ってくださいね。
岡庭先生、飯野先生、ありがとうございました!
学生時代のこと、就職活動のこと、1年目のこと、2年目からのことなど、幅広くお話してくださり、
とても参考になりました。
岡庭先生のような先生になりたい!飯野先生みたいな先生になりたい!という声も聞かれました。