先輩インタビュー「こどもたちと関わっていると心が浄化されるような気がします」総合こどもコース2年生
前田朝香さん
総合こどもコース2年
椙山女学園高等学校卒業
学校生活は
友人の多くは4年制大学に通っています。その友人たちの話をいろいろ聞きましたが、結果として専門学校で良かったなと思いました。大学生の友人に比べると、授業も詰まっていて忙しい学生生活でしたがその忙しさがとても楽しかったです。アッという間の2年間でした。いろいろな行事もあり、大学にはないイベントがあることはとても良かったと思います。2年間しかないのですぐ最終学年になって就職活動が始まるのですが、最終学年でもこれだけ自分たちが楽しむことができるのは大学にはない魅力ですね。
12月のオペレッタは、将来、自分が「教える立場」になることを考えながら作るということが楽しくもあり勉強にもなりました。高校時代はミュージカルも経験しましたが、その場では「自分たちが楽しむこと」でした。それとは全く違う経験でしたのでとてもよかったと思います。
オペレッタでは、さらわれる娘(ヒロイン)を演じました。
学校では声楽の授業と児童養護施設について学ぶ授業がおもしろかったです。私が知らなかった事実をいろいろと教えていただくことがとても多く、授業を通して知識の山が高くなっていく気がしました。
就職
就職を早く決めたかったので時期になるとかなり焦っていました。保育実習期間と就職の時期が重なっていたので不安を感じていました。でも、就職担当の先生から「焦らなくても大丈夫」と声を掛けてもらえて、実習に集中する方へ気持ちを整えることができました。
求人はたくさんありすぎ。どれもこれも魅力的にみえて決めきれなかったのですが、就職担当の先生に自分の希望を伝えたところ、駒方保育園を紹介してもらって受験。めでたく合格することができました。もう10月初めには決まっていました。就職試験は実習中だったので同時に2つのことに対処するのは大変だったけれど、実習先の園の先生たちの優しさで乗り越えられました。
幼稚園と保育園
自分が幼稚園(名古屋市立第一幼稚園)出身だったことや、1年生の実習が幼稚園実習だったことから1年生の時は幼稚園に就職したいと思っていましたが、2年生になって保育園実習に行ったら、赤ちゃんがとてもかわいくて。だから保育園に行きたいという気持ちが芽生えました。幼児は会話もできるし意思の疎通という楽しみもあるのだけど、実習で入ってみたら、赤ちゃんが何を言いたいのか私に伝わってくるんですね。それがわかることがとても嬉しく楽しくて仕方なかったので保育園を目指すようになりました。保育園では、0~5歳という、まだ歩けないような子が小学校に入るまでの成長過程を見られることが楽しみです。4月からは乳児を担当したいです。
施設実習
1年生の時の施設実習もとても楽しかった。授業で習った「試し行動(※)」を実際にこどもにされたので。教室で教えてもらった時にはピンとこなかったことも、実際に自分がされることによって学ぶことができました。施設には2歳~高3までいるので、いろいろな子と関わることができ、とても楽しいと思いました。実は児童養護施設へ就職しようかと迷ったこともありました。
本校を選択
私は椙山高校出身なので友人の多くが進学する椙山女学園大学への進学と迷っていましたが、実は、母にこの学校に進学することを勧められていたんです。母はこの学校の同窓生ではないのですが、この近くに住んでいることもあり、名古屋幼稚園のイメージが良かったからだと思います。私がこども好きなことを知っていたこともあるでしょうね。
大学に4年間通うのと専門学校に2年通うので同じ資格を取ることができるのなら、4年間も通うのではなく2年で資格を取って早く現場に出たいと思いました。実習がすぐできることも魅力。オープンキャンパスにも参加したけれど、先生たちも話しやすくてそこもとても良かったですね。
高校生へのアドバイス
こどもが少しでも好きなら保育の道に進んで欲しいと思います。こどもたちと関わっていると自然と笑顔になれますよ。こどもたちと関わっていると心が浄化されるような気がします。