先輩インタビュー「毎日、こどもたちに癒されています」総合こどもコース卒業生
渡邉綾音さん
総合こどもコース卒業
名古屋市立名古屋商業高校出身
だいちのこどもえん勤務(保育教諭1年目)
叔母が保育士をしていたので、私にとって保育の仕事は身近な存在で、幼い頃から保育士になりたいと思っていました。でもピアノが弾けなかったので、保育士への夢は諦め就職に強い商業科に進み高校卒業後は就職しようと思っていました。
ある時、友人が参加する進学説明会に一緒に行き、偶然、この学校の説明を聞いたところ、ピアノはなんとかなること(初心者に手厚い授業)や、海外園での実習(オーストラリア保育実習ツアー)がありとても魅力を感じ、やっぱり保育士になりたいという思いが強くなり進学を決めました。
進学が決まってから、早速、ピアノを習い始めました。楽譜を少し読める程度でピアノを両手で弾いたことはなく、ほぼ初心者の状態で入学しましたが、卒業までの2年間でなんとか弾けるようになりました。
学校生活
学校生活ではオペレッタが一番印象に残っています。私はリーダーの立場からクラス全員が同じ熱量で取り組むことの難しさを知りました。学生の中には、アルバイト、習い事、家事など、学校以外のことと両立している人もいたので、クラスの中でもオペレッタへの思いの温度差がありそれを埋めるのに苦労しました。当日ぎりぎりまでトラブル続きだったのですが本番では完璧にできあがり、それまで大変だったことも全て忘れて純粋ないい思い出になりました。学校の友人と会う度にオペレッタの話になり「大変だったけれどいい思い出になったね」と話しています。
オペレッタのカーテンコール。感極まって泣いてしまいました。
オーストラリア保育実習ツアー
オーストラリアでの実習も心に残っています。
実際に行ってみて、日本の園とオーストラリアの園とでは全く違う印象を受けました。
日本の園ではいい意味で大人が先回りをしてこどもたちを危険から守るイメージ。オーストラリアの園はこどもがやってみたいのなら少し危なくてもやらせていました。もちろん本当に危ないことは止めていましたが、日本の園なら止めているようなことも、こどもがやってみたいというのならやらせて「ケガも学びに変えている」と思いました。
就職
就職ではほとんど苦労していません。
私はあま市にある七宝幼稚園(だいちのこども園の本園)に教育実習に行ったのですが、先生たちが楽しそうに働いている姿やこどもたちが元気に園で過ごしている様子を見て、私もこういう園で働きたいと思っていました。
就職の見学で七宝幼稚園に行った時、この園のいくつかの系列園を回るリクルートツアーに参加。だいちのこどもえんが新しくできることを聞き、できたばかりの園を一からやってみるのはなかなか経験できないことなのでこの園を選びました。
クラスでは1歳児を担当していています。最初は泣いてばかりで給食もおやつも食べてくれなかった子が、毎日、笑顔で登園して来てくれるようになったり、話すことができなかった子が私の名前を呼んでくれたり、毎日、こどもたちに癒されています。
働き始めてもうすぐ1年になります。
本来、行事はたくさんあるのですが、今年はコロナの影響で本来とは違う形になってしまいました。行事をやり終えて、保護者から「よかったです」と声を掛けていただいたり、こどもと一緒に笑顔で帰っていく姿を見て「頑張って準備をしてよかった」と思いました。
高校生の皆さんへのメッセージ
絶対に後悔しない選択をして欲しいと思います。
私自身、保育士になる夢は諦めていましたが、自分が少し頑張ることで夢が叶うのに気づきました。就職をしてから、やっぱりあの時に諦めずに保育士を目指せばよかった、と後悔するなら、この学校に通って資格を取ってもらいたいと思います。
おまけ(学校の運動会の様子)
※撮影時のみ許可を得てマスクを外しています。