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平成27年度 学校関係者評価

学校関係者評価 (平成27年度自己評価に基づく)

学校関係者評価 評価者
【業界団体】
・公益社団法人 名古屋市私立幼稚園協会 会長 國府谷 俊盛 先生 (旭幼稚園園長)
・公益社団法人 名古屋民間保育園連盟 常務理事 宇都宮 美智子 先生 (中村保育園園長)

【他校、または他の教育機関兼務の本校非常勤講師】
・春日井音楽院 院長 花井 英一 先生
・中部学院大学短期大学部 非常勤講師 牛田 弓子 先生

【卒業生】
・平成10年度第1部卒業生 山谷 佳子 先生 (春日井市 瑞雲保育園保育士)
・平成27年度第2部卒業生 伊藤 直 先生 (幅下幼稚園副園長)

各項目の学校関係者評価・意見
項目1. 教育理念・目的・育成人材像
・項目1について、全般的に高い評価ができる。

・1-1の教育理念について、「常に子どもの目線で物事を考えることのできるバランスの取れた保育者」ということと、「社会人として自立させることを目標とする」ことについて、保育者の立場から見て共感ができる。

1-5保育現場のニーズに対する取り組みは、各保育現場が様々な教育理念をもっているので、その対応は非常に難しい。人格の育成を中心に人材育成に臨まれることを願う。

教育理念に沿った人材育成をされており卒業生の保育士は細やかな配慮ができている。貴学の生徒が本園に実習に来る際も、挨拶等のマナー、本園の保育士ともしっかりとコミュニケーションがとれている。


項目2. 学校運営
・項目2について、全般的に高い評価ができる。

・運営組織に基づき事業計画・就業規則等十分に整備されていると評価する。

・2-8の情報システム化については、教育現場においても日進月歩であり貴学に限らず改善の余地はある。研究、計画を絶えず進めていただきたい。


項目3. 教育活動
・項目3について、全般的に高い評価ができる。

・3-2の人材育成像について、教育・保育実習反省会で幼稚園・保育園が求める人材像を聞き、職員間で共通認識を持つよう努めることは意義のあることで継続してほしい。

・3-4のキャリア教育について、就職ガイダンスで社会のマナーなどを身につけさせていることは必要なことと思う。

・3-8の外部評価について、昨年度は学校関係者評価が実施されておらず、今年度以降継続しての実施が必要である。

・3-13、3-14の研修事項については、教員は常に向上心を持って教育活動を行うべきであり、継続的にその推進を図っていただきたい。

・カリキュラムは幼稚園教員養成課程・保育士養成課程に基づきしっかりと教育されていると評価する。

・教育理念に沿い、現場で役立つ知識や技能の習得を目指したカリキュラムや授業内容になっているように思う。

・教育保育現場経験者をバランス良く配置することで、学生が授業内容と実際の現場とのつながりを意識しながら学ぶことができたように思う。

・教育活動において、幼稚園教育要領・保育所保育指針に定められている5領域 (健康・人間関係・環境・言葉・表現) に力を入れているようで、実習時の貴学の生徒はほとんど欠席することもなく、健康で子どもとの接し方も楽しく活動していることが評価できる。また、学校の特色を活かしたオペレッタと声楽の授業は、現場の保育の中で非常に役立っている。

・現場で役立つパネルシアター、紙芝居などの教材研究に一層力を入れてほしい。

・学生が入学した目的に向けてモチベーションを高く維持して日々学ぶことは大きな力となる。1年後期の実習1がその要因・機会の一つになっていると考える。早い段階から保育専門学校生として、社会人として意識させることは重要なことと思う。

・学校と非常勤講師の情報伝達・資料共有は、教育レベルの充実や卒業時での学生の質の向上にとても重要なことと考える。さらに活発になるとよい。

・学生指導上の課題や教授法について、担任や講師またカウンセラーとの意見交換や情報共有を引き続き活発に行ない連携して対応できるとよい。

・本校での教員免許状更新講習の実施や、愛知県現任保育士研修の文科省保育分野における中核的専門人材育成事業での委員としての活動などでの学校の実績は大変すばらしいことである。幼稚園や保育園からの信頼に大きくつながる。


項目4. 学修成果
・項目4について、全般的に高い評価ができる。

・資格取得率の向上や退学率の低減のためだけでなく、学生が充実した学校生活を送れるように、教職員の先生方が一人ひとりの学生の様子をしっかりと把握しようとしているように思う。

・ピアノなど習得に時間がかかる科目では、一人ひとりの状況をしっかりと把握し、必要に応じた指導が行なわれているように思う。

・附属幼稚園の行事のボランティアや海外の附属幼稚園での海外研修などがあり、学生にとっては、実習以外で様々な教育保育現場に触れる機会となっているように思う。

・夏休みを利用した、オージーキッズ・マーメードウォーターズ幼稚園でのオーストラリア保育実習ツアーなど日本だけでなく海外研修にも目を向けている点は、国際社会の中、質の高い人材育成に役立っている。

・1部生はクラスセッションで、2部生より就職ガイダンスが盛んに行われているようで高い就職実績、就職指導に専念する教職員を配置した「就職担当」の活動により教育成果を高く評価する。


項目5. 学生支援
・項目5について、全般的に高い評価ができる。

・5-4の健康管理については、昨今の学生年代の食生活を見聞するとき、非常に粗悪な食を摂取しているケースが多い。学校においても適切な指導が望まれる。

・スクールカウンセラーの配置・奨学金制度においては貴学独自の制度があり学生支援も高く評価できる。

・卒業後も貴学の卒業生の様子を先生自らが確認に園にまわり (就職お礼訪問)、卒業後までしっかりケアができている。

・ホームカミングデイの取り組みについて、継続して回数を重ねていってほしい。

・ホームカミングデイの実施について、卒業生は、学校の良き理解者であり、現場の情報提供、学校の広報でもある。学校と卒業生、あるいは、卒業生同士、また卒業生を通しての幼稚園・保育園などとの連携連絡のできる体制の構築もよいと思う。


項目6. 教育環境
・項目6について、全般的に高い評価ができる。

・併設する附属幼稚園の園児と接点が持てるような設計がされているため、普段の学校生活の中で、学生が子どもや現場を意識した学びができるように思う。

・新校舎によりPC教室・図書館が整備され、実際の園の年齢便りに活用することに役立っている。


項目7. 学生の受入れ・募集
・項目7について、全般的に高い評価ができる。

・7-5については保護者所得の安定しない層が多くなり、その子弟支援が今後より必要となる。そうした支援の充実が募集活動にも有利に働くと考える。

・ホームページの活用や、学校説明会での体験授業・ピアノレッスンの実施は高く評価できる。独自の奨学金制度を行っている点も評価できる。

・社会人入試等で社会人の受け入れを実施している点はよい。


項目8. 財務
・項目8について、全般的に高い評価ができる。

・安定した財務状態で推移しており、公認会計士による監査を行っているようで問題ないと評価する。


項目9. 法令等の遵守
・項目9について、全般的に高い評価ができる。

・各法令に沿って適正に運営されている。

・9-3、9-4の評価についてより一層の努力を望む。


項目10. 社会貢献
・項目10について、全般的に高い評価ができる。

・児童養護施設や障害者施設の行事参加など、社会貢献を高めている点が評価できる。

・音楽発表会の案内を地域の人に配布している取り組みはよい。


全般的なこと、その他
・学校の自己評価に賛同できる点があり、自己評価については問題ないと評価する。

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