名古屋城から徳川園にかけての一帯 (本校がある白壁町近辺) は歴史的遺産の宝庫として「文化のみち」と名付けられています。今日はその中から「二葉館」をご紹介します。
日本の女優第一号として名をはせた川上貞奴 (かわかみ さだやっこ) と電力王と言われた福沢桃介 が共に暮らした家です。
創建当時は、文化のみちエリアの北端、東二葉町にあり2,000坪を超える敷地に建てられた和洋折衷の建物は、その斬新さと豪華さから「二葉御殿」と呼ばれ、政財界人や文化人の集まるサロンとなりました。この旧川上貞奴邸は、平成17年2月、文化のみち二葉館 (名古屋市旧川上貞奴邸) としてよみがえり国の文化財に登録されました。
本校から徒歩10分。入館料200円(大人)。在学中に一度は訪ねてみたい歴史的建造物です。
福沢桃介 (ふくざわ ももすけ)
大正期に電力王と言われ、木曽川水系に多くの発電所を建設しました。
慶応義塾在学中にその優秀な成績が福沢諭吉の目に止まり、福沢諭吉の次女ふさと結婚、福沢家の養子となりました。
現在の中部電力、大同特殊鋼等の中部財界の基礎を作った人物としても有名です。
( レポート:校長 )