文部科学省と厚生労働省は幼稚園教諭免許と保育士資格のどちらか一方しか保持していない人を対象にして、保持していない方の資格を取得するための特例科目制度を設立しています。
幼稚園あるいは保育園で3年以上の勤務経験がある人等が対象で、15コマの授業を受けて試験に合格すると保持していない方の資格を取得することができます。
本校では幼稚園教諭免許のみを保持している人が保育士資格を取得するための講座を開講しています。「相談支援」「福祉と養護」「保健と食と栄養」「乳児保育」4科目 (8単位) の特例科目を実施しており、私は「相談支援」を担当しましたが、今年度の受講生は少人数のため、一人ひとりの受講生と膝を交えじっくり学ぶことができました。
また、教員が決められた講義内容を一方的に進めるだけでなく日頃の保育 (現在在職中の学生が多い) で悩んでいることなどをテーマに進めていくこともあり、より実践に沿った内容で保育士としての専門性を深めていけるよう講義内容を検討しています。
なお、本校を卒業すると幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方を取得できるので、本校卒業生はこの講座を受講する必要はありません。(※平成20年度以前入学の第2部幼稚園教員コースを除く)
特例科目制度について詳しくは
http://www.nbunka.ac.jp/nb1/career/tokureikamoku.html
をご覧ください。
( レポート:T.S 教員 )