2018.07.05 就職・進路
先輩の声
「男性保育士として」ではなく「いち保育士」としてこどもたちと向き合いたい。
福原 弦さん
[第1部卒業/星ヶ丘にじ保育園 勤務]
私は他の大学に入学しましたが、やりたい仕事をしたい、と思い、大学を退学して保育専門学校に入学しました。入学後は、クラスメートや先生方に助けられて保育士を目指して学習に励んでいましたが、オーストラリア保育実習ツアーが大きな転機になりました。
自分はそれまで「言葉によるコミュニケーション」を大切にする保育を心がけていましたので、英語ができない自分は言葉がつかえない環境での実習はとても不安でした。しかし、オーストラリアで実際に保育を体験すると、今までしたこともなかった身振り手振りやジェスチャーによってこどもたちとコミュニケーションをとっている自分に気が付きました。それは「新しい自分」を「発見」したほどの衝撃でしたし、人種や言葉を超えてコミュニケーションをとれた経験は自分が知らず知らずにうちに作っていた「壁」を壊しました。今でも、その時の経験を思い出し、「自分はもっとできる。がんばれる」と自信がわいてきます。
職場には男性保育士の先輩が2人いらっしゃって、気にかけてくださり、とてもありがたいと思っています。が、私は「男性保育士として」「新人保育士として」ではなく「いち保育士として」気負いなくこどもたちと向きあうように心がけていて、今、それができていると思います。