幼稚園の先生という仕事、本当にいい仕事なんです。
名古屋文化幼稚園で幼稚園教諭として働く先輩のインタビューです。
(8月22日に行われた愛知県保育専門学校フェアでのインタビュー。
インタビュワーは校長先生です)
「幼稚園教諭を目指した理由について教えてください。」
高校3年になっても自分のやりたいことが見つからなかったんです、私。将来の自分の姿を思い描くことができなくて。進路に悩んでいる時に、進路指導室で、偶然、学校のパンフレットを見て「あっ、幼稚園の先生、いいな」と思ったんです。
「そうすると、ずっと前から幼稚園の先生を目指していた訳ではないと、、、。」
そうなんです(笑)。行き当たりばったりというか(笑)。もちろん「こども大好き」という気持ちは以前からあったのですが、仕事としての幼稚園教員を考えたことはなかったですね。でも結果としてこの仕事が大好きになりました。今、進路で迷っている人もこの道を進むといいかもしれません。私みたいに(笑)。
「名古屋文化学園保育専門学校に入学した訳ですが学校生活はどうでしたか。」
行き当たりばったりの私ですから(笑)、授業についていけるかどうか心配だったんです。でも授業は実践に即したものが多く、幼稚園や保育園現場で活躍されていた先生たちからの現場の生のお話は興味深かったですね。それと幼稚園がすぐ隣ににあって、実習でこどもたちと接する機会が多かったのも楽しかったですね。
「幼稚園ではいろいろな学年のクラスを受け持ったと思いますが、今は何歳児担当ですか。」
紫組です(年長児)です。確かに、私、年少、年中、年長といろいろなクラスを担任しました。それぞれの学年にそれぞれの面白さがあって比較なんてできないのですけど、今、担当している年長組が最も私に合っているような気がします。
「その理由は何ですか。」
意思の疎通ができることです。年少、年中でもそれなりに意思の疎通は可能ですが、年長組ともなるとほぼ大人と同等の理解力がありまた表現力も備わっているので、私が考えていることがストレートに伝わっていくという楽しさがあります。その割にやはりこどもですから幼い部分もあってそのアンバランスが楽しいですね。
「ではずっと年長組の担任をやりたいと、、、、。」
いや、年少、年中にもとっても楽しい部分があって、、、、。もし、今、年少組の担任だったら、年少組が最高です(笑)、って、言っていたかもしれません(笑)。
「幼稚園教諭の仕事は大変ですか。」
大変でした(笑)。過去形ですけど。1年目はわからないことが多くて先輩の先生に教わりながらなんとか過ごしてきました。アッという間でしたけどね。でも1年たってみると流れがわかったからでしょうか、背負っているものが急に軽くなったような、、、、。2年目からはとっても楽でしたね。
「高校生のみなさんへのメッセージをください。」
幼稚園の先生という仕事、本当にいい仕事なんです。楽しいし明るいし。自分の考えがこどもたちにストレートに伝わった時の爽快感って他の仕事ではなかなか味わえないと思いますよ。小さい時からこの仕事に憧れていた人はもちろん、特に考えていなかった人にもオススメです。飛び込んでしまうと思いの他2年間というのは短いですし、自分の好きなことを学ぶ2年間なので長くは感じないです。そして卒業後は晴れて幼稚園教諭・保育士。こどもたちから「先生」と言われると身が引き締まる思いがあります。
こどもたちと田口先生♪
こどもたちが描いてくれた田口先生の絵。
卒園式の様子はこちら➡名古屋文化幼稚園卒園式
田口先生のコメントもあります。