先輩インタビュー こどもたちから学ぶこといっぱい
Q : 野崎さんは今年3月(2020年3月)に本校を卒業、4月から愛知たいよう幼稚園に就職されました。今年は何歳児の担当ですか。
A:今年は年少組の担任をしています。20人のクラスですが9月から満3歳児のこどもたちも入園してくるのでとても楽しみです。
Q:愛知たいよう幼稚園は自由保育の園ですね。保育カリキュラムについて教えてください。
A:外で遊んでいることが多いです。砂や土、季節の虫などにふれ、こどもたちが自分自身で体験することで成長していくように感じます。6月にはやまももが園庭に赤く実っていました。年少のこどもたちにとっては初めてのこと。皆、目を輝かせて取りに行って、その場で洗っていただきました。私自身にとっても初めての体験でした。たいよう幼稚園だからこそできた体験だと思います。
Q:園庭でいろいろな遊びが展開されているようですが、雨の日はどうするのですか。
A:雨の日の保育ですよね。私も初めて雨が降った日は“どうしよう”と思いました。今はコーナーを作り、こどもたちが自分自身で自由に遊びを選ぶことができるようにしています。またこどもたちの“やりたい!”という意見をたくさん取り入れて、こどもと一緒に考えながら遊びを展開しています。
私がこどもたちに教えるということもありますが、反対にこどもたちから学ぶことも多いです。
Q:今年はコロナ禍でいろいろと大変だったのではないでしょうか。
A:入園式はできましたがその翌日からずっとお休みでした。少しさみしい気持ちもありましたが、学年や園全体でこどもたちにおたよりを書いたり、一人ひとりに向けてのお手紙も書いたりしました。こどもから返事のお手紙をもらったときはとても嬉しかったです。
Q:在学中の授業で今の仕事に役立っていることは何ですか。
A:保育原理や人間関係などです。名古屋文化学園保育専門学校では保育の現場で働いていた先生が多くおられるので先生方自身の園での体験談などをたくさん聞くことができました。今、実際に自分が保育をしてみて“こんなこと言っておられた”と先生の体験談と重なることがあり、自分の引き出しが多くなっていると感じます。また、いろいろな実習も役立っています。学内実習でこどもたちとの接点を初歩から学び、それを外部園での実習で形にできたことがとても良かったです。いろいろな実習を通して園によって様々な保育スタイルがあることを学びました。
Q:その中で愛知たいよう幼稚園を選択された訳ですね。
A:はい。私はギリギリまで保育園に就職しようと考えていました。しかし、こどもたちと関わる中で、幼児(3・4・5歳児)との関わりも楽しく深めたいという気持ちが大きくなり、たいよう幼稚園の求人を見て園見学に行き、“ここで働きたい!”と思い就職を決めました。
Q:では、最後に愛知たいよう幼稚園の宣伝を。
A:自然の中でこどもたちが伸び伸びと過ごしているステキな園です。遊びや行事などをつくりあげていく過程も楽しむことができます。保育者が全て準備し設定するのではなく、こどもたちからの柔軟な意見やおもしろいなと感じることを教えてもらい、”そんなこともあるのか”と気づかされることがたくさんあります。職場の人間関係にも恵まれていると思います。先輩方や保護者の方も温かい方ばかりで楽しく働くことができています。
愛知たいよう幼稚園(1年目)
愛知商業高校
総合こどもコース