本校はいま春休みです。春休み中も学生はそれぞれ学びを積み重ねています。
先日の出校日、1部1年生の施設実習報告会を実施しました。
グループに分かれて、様々な福祉施設で実習をした学生が、自分が体験したことや学んだこと等をもとに意見交換するものです。
施設実習でも幼稚園実習でも園内での出来事は外部に漏らすことはできません。これを守秘義務といいます。ですから、実習報告でも子ども個々のことに触れないように工夫しながら話しています。「子どもたちが〇〇のとき、私は××したけど職員の方は□□していて、そういう方法もあるんだなぁって思った。」「私も同じような場面があったけど、相手に合わせて△△している職員さんを見て、次の場面で取り入れてみたよ。」等、活発な実習報告が行われました。
施設という "生活の場" に入らせていただくことで、支援の方法や入所児者の理解は実習前より格段に進んだようです。初めての場所や入所児者に、緊張したり不安を抱いたりすることもあったようですが、現場職員の方々のご指導のもと徐々に慣れ、机上での理論と現場での実践がリンクしていったと感じます。同じような状況であっても対応の仕方は様々あり、それを報告しあうことで学生一人ひとりの支援の引き出しが増え、援助技術がより向上したようです。
"熱い心と冷静な判断" が必要とされる生の福祉現場を体験し、今回自己覚知したことや学んだことを活かして、現場で活躍できる保育者を目指し、様々な視点を養ってください。
( レポート:M.N 施設実習担当教員 )